毎日のおかずやお弁当に欠かせない玉子焼き。使っているだしや、味付けはご家庭ごとに違うので、人それぞれにいちばんおいしい玉子焼きは様々だと思います。そんな玉子焼きが「顔が見えるキッチン。」から2種類新登場!だしの効いただし巻き玉子と、甘みのある厚焼玉子。お好きな味を見つけてくださいね。

話を聞いた人

イセデリカ株式会社 開発ご担当者 関根さん

左から焼成課の高橋さん、工場長の渡邉さん、開発者の関根さん

今回お話を伺ったのはイセデリカ株式会社の関根さん。関根さんは2007年に入社してからずっと玉子焼きの開発をされている玉子焼きのスペシャリスト。「顔が見えるキッチン。」の玉子焼きにはどんなこだわりが詰まっているのでしょうか?

一層、一層に空気を包み込んだふっくら食感の厚焼玉子

やわらかくしっとりとした食感の厚焼玉子

―厚焼玉子はどのように作られているのですか?

「厚焼玉子は、工場ではふたつの玉子焼き器を使って作ります。片方に卵液を入れて、混ぜ合わせ、もう片方にも卵液を入れて混ぜ、それに最初に焼き始めた玉子焼きを重ねます。これを3層になるように焼き上げたのが厚焼玉子です」

厚焼玉子を焼く機械

―一気に焼くわけではなく、一層ずつ重ねて焼いていくのですね。

「はい。こうすることで一層、一層に空気を包むことができて、ふっくらと仕上げることができるんです。さらに卵液を混ぜるときに黄身と白身を完全に混ぜてしまうのではなく、少し白身を残すことで手作りの食感や見た目を再現しています」

―見えないところでそんな工夫がされているのですね!味付けについてはどんな工夫がされているのでしょうか?

「厚焼玉子は、甘いという印象のある方が多いと思います。この厚焼玉子ももちろん甘いのですが、単に甘いだけではなく、2種類の砂糖を使用してすっきりとした甘みになるように仕上げています」

―甘さがすっきりとしていると、ついついもう一つと手を伸ばしてしまいそうですね。続いてだし巻き玉子についてお伺いします。

5種のだしが香るだし巻き玉子

口に入れるとだしがふわっと香るだし巻き玉子

―だし巻き玉子はどのように作られているのでしょうか?

「だし巻き玉子は、薄く卵液を焼いてからくるくると巻いて、最後に巻きの見た目が美味しく見えるように形を整えて仕上げています。だし巻き玉子の場合は、焦がしてしまわないように気を使って製造しています」

きれいな渦状になっただし巻き玉子

―巻いた面がとてもきれいですね。これは、焦がしてしまうと目立ってしまいそうです。だし巻き玉子の味付けはどのようにされているのでしょうか?

「だし巻き玉子は、その名の通りだしの味わいがポイントです。枕崎産かつお、北海道産真昆布や、うるめいわし、しいたけ、あご出汁など全て国産の原料を使用したの5種類のだしをブレンドして深みと伸びのある味わいを目指しました。さらに調味料は極力シンプルにして、だしの味わいを最大限に活かせるように工夫しています」

―試食をさせていただきましたが、口に入れるとだしの香りが広がっておいしかったです。しっとりとした食感も上品でした。

お客様へ向けて

―玉子焼きに使っている卵はどんな卵ですか?

「使っているのは、エサにこだわった安心、安全の卵です。鶏のエサにはバニラやステビアを配合して臭みを抑え、マリーゴールドを加えることで黄身の色味を鮮やかにしています。旨みのある濃い味わいで後味のすっきりした卵なので、そのおいしさも玉子焼きを通して感じてもらえれば嬉しいです」

―関根さんのおすすめの食べ方はありますか?

「厚焼玉子も、だし巻き玉子もどちらも冷たくてもやわらかく、おいしい玉子焼きを目指しました。そのままで召し上がっていただいて、十分おいしいと思います。温めるとよりふんわりするので、ふんわりした食感がお好みの方には温めるのもおすすめです」

―最後にお客様に向けてメッセージはありますか?

「自分がおいしいと思って開発した商品が、店頭に並んで、お客様に買っていただいて、それを気に入ってもらって、また買ってもらえるのがやりがいに繋がります。手に取って、気に入っていただけたら嬉しいです」

―お客様のお気に入りの玉子焼きになれれば嬉しいですね。

これでインタビューを終わります。ありがとうございました!

商品名:だし巻き玉子/厚焼玉子
加工場名称:イセデリカ株式会社 白羽工場
加工場住所:茨城県龍ケ崎市白羽4丁目5-3
主品目名:たまご
出荷グループ名:イセ食品株式会社