まずお話を伺ったのは、食品安全管理室の鷹觜さん。生産現場の工程や衛生状態を確かめ、安全性を判断しています。
今回の輸入に際しては、加工場の衛生状態のチェックはもちろん、カット方法などの指導も行いました。
鷹觜さん「住商フーズに入って1年経った時、トルコからの鶏肉輸入プロジェクトに参加することになりました」
―会社としても大きなプロジェクトだったでしょうし、大抜擢ですね!
鷹觜さん「本当にありがたいことですね。参加が決まってすぐトルコに視察に行きました。その後一度帰国し、数週間の準備期間の後に、しばらくまた現地へ行っていました」
―どのくらいの期間滞在されたんですか。
鷹觜さん「えーっと、ろくじゅう…何連泊とかだったので(笑)、約2か月ですね。生産ラインに入って現地の従業員と同じように働きました」
―どんな風に過ごされていたんですか。
鷹觜さん「朝から夕方までラインに入って、帰ってくるという生活でした。通勤は、工場の巡回バスに乗って他の従業員と同じように」
北さん「出張者はお客さんとして扱われることが多いですけど、彼の場合は本当にただの従業員だったんです(笑)」
―体ひとつで現地に飛び込んだ、という感じですね。どうやってお仕事を進めていったのですか?
鷹觜さん「まずは名前を覚えるところからだと思い、工場の中ではこれを持ち歩いていました」
そう言って見せてくださったスマートフォンの中の写真に一同びっくり!そこには、工場で働く全従業員の名前と年齢、部署、趣味や出身、家族構成などがびっしりと書かれた紙が。
鷹觜さん「会う方が増えていって、途中で入りきらなくなってしまって…(笑)だいたい150人ほどでしょうか」