―高品質な鶏肉の秘密はどこにあったのでしょうか。
北さん「この鶏肉を加工している工場には、極力鶏を水に触れさせずに加工できる設備があるんです」
―水に触れないと、どうなるんですか?
北さん「鶏肉の処理工程中に余計な水分が入らないまま冷凍できるので、解凍した時にうまみが流出しにくいんです。なので、鶏本来の味が残っていて美味しいんですよ」
―なるほど。食べてみたいです!
北さん「鶏そのものが、しっとり、もっちりしていてダレていない。見て分かりますよ。鶏本来のうまみ、それが、美味しさの中にある本当に大切なことだと思っているので、この味は自信をもっておすすめできますね」
鷹觜さん「トルコの工場の方は、この工程と自分たちの肉の品質にとても誇りを持っていて、『我々は肉を売っているのだ。水を売っているのではない』と言っていましたよ」
―自分たちの仕事に対する自信が伝わってくる力強い言葉ですね。北さんは、お仕事でどのようなことを大切にしていますか。
北さん「そうですね……。美味しさを追い求めるのが僕らの仕事だと思っています。美味しさが伝われば、次にファンが増える。品質を判断している鷹觜たちがいてくれますし、今の時代、安心安全は当たり前のことだと思っていて。だから私は、その先に消費者が求める本当に美味しいものなのか、良いものなのかを常に追求したいと思っています」
笑いを交えながら明るく話してくださる姿の奥に、北さんの熱い想いが見えます。
本当に美味しい、だから輸入している。その誇りと責任感を感じられるインタビューになりました。