―かきについてもそうですが、かきフライについてもとてもお詳しいですね。
「かきフライは、23歳のころから14年ほど仕事をしているので思い入れが強いですね」
―ずっとかきフライに携わっているのですね!どうりでなんでもご存知なのですね。
「かきフライに関しては常に研究しています。それこそ、初めてのお取引先がイトーヨーカドーだったんですよ。当時のバイヤーに、かきのこともパン粉のことも教わって。そこからずっと商品を作り込んでいるので、僕のかきフライの知識はイトーヨーカドーと一緒に育ったと言っても過言ではないです」
―そうだったのですね。このかきフライには人一倍思い入れがあるのも納得です。
それでは最後の質問です。そんな想いが詰まったかきフライが、今年から「顔が見えるキッチン。」として発売されます。それについてはどのようにお考えでしょうか。
「僕は、かきフライの開発をしていますが、実際に作業をするのは工場の従業員です。彼らは、自分が作ったものが工場を離れてどうなっているのかはあまり知りません。ですが、いつも作っているかきフライが、良いもの、おいしいものという認識はあるんです。社販で購入して親戚に送る人も多いですしね。だけど、それに実感を得ることができない。今回、こうしてインタビューしていただいてウェブ上に記事がアップされるというのは、そういう従業員にも自分たちの作っているものが良いものだと実感してもらいたいという気持ちがありました」
―私が書く記事で、従業員の方にもそれが伝われば嬉しいです。責任重大ですね。(笑)それではこれでインタビューを終了します。本日はありがとうございました!