北海道産 えだ豆

北海道産 えだ豆

話を聞いた人

枝豆の生産者 佐藤さん。中札内村で栽培を始めて15年ほど。

JA中札内村 馬場さん。枝豆の販売促進などを担当。

寒暖差で甘味が増していく枝豆

枝豆の一大産地である中札内村は、北海道の帯広の近くに位置しています。北の大地で育つ枝豆について伺いました。

中札内村の枝豆畑

佐藤さん「中札内村は朝晩の寒暖差が大きくて、夏は日中は30℃でも、夜は一桁台で布団をかぶらないと寒いほどです。そんな寒暖差があるからこそ、甘味があって美味しい枝豆になります」

―中札内村の枝豆はどんな特徴がありますか?

馬場さん「枝豆の品種を何種類も試してたどりついた、“大袖の舞“という品種を栽培しています。外国産と比べると小ぶりに見えるかもしれませんが、その分さやいっぱいに豆が入っていて色も鮮やか。味も美味しく、見た目もきれいなんです」

さやいっぱいに豆が詰まった枝豆 “大袖の舞”

枝豆づくりを振り返って

―枝豆の栽培を始めてどれぐらいになりますか?

佐藤さん「実家に戻ってからなので、15年ぐらいですかね。元は整備士をやっていました」

馬場さん「佐藤さんはJA中札内村 枝豆部会の代表なんです。平成17年に中札内村で枝豆づくりに力を入れようとなった初期から栽培をされています」

―佐藤さんをはじめ、村一丸となって枝豆を作られたんですね。

佐藤さん「今は全国に普及しているハーベスター(※)も日本で初めて導入しました。はじめは生産者が数名集まっただけの同好会のような規模でしたが、今は生産者も100軒を越しましたね」

※ハーベスター:収穫を行う農業機械で、茎を刈り取ることで作業効率が大幅に向上する

自慢のハーベスター。近くで見ると大きさに圧倒されます。

JA中札内村では収穫してから3時間以内に加工を行います。

新鮮なうちに工場へ運び、鮮度を落とさないことで、とれたての美味しさが味わえます。

収穫後すぐに運びこまれる枝豆

村一丸となって質の良い枝豆を

馬場さん「JA中札内村では額縁(がくぶち)栽培を徹底しています。これは畑の四方に麦を植えることで農薬の飛散や病害虫を防ぐという安全への取り組みです。全生産者が同じルールのもと一丸となって栽培をして、残留農薬も二重チェックするなど、村全体で安心・安全は外さないようにしています」

中札内村への想いを語る馬場さん

―インタビューに答えていただき、ありがとうございました。最後に佐藤さんからお客様に一言いただけますか?

佐藤さん「我々生産者と農協が一体となって、今後もより良い品質を目指して、お客さんに喜んでもらえる枝豆を作っていきたいです」

笑顔が素敵な、生産者の佐藤さん

最後に

お二人の会話の中からも、生産者とJA中札内村の方々で一丸となって、枝豆づくりに力を注いできたことが伝わりました。国産枝豆の一大産地である中札内村で大事に育てられた枝豆です。寒暖差によって増した甘味をぜひ味わっていただければと思います。

商品名:北海道産 えだ豆
加工場名称:中札内村農業協同組合 農産物加工処理施設
産地:北海道中札内村
主品目名:枝豆