人参の生産者 吉岡秀敏さん

「顔が見える野菜。」の吉岡さんの人参は熊本県菊池郡菊陽地区で育てられています。

阿蘇山の北側に位置する菊陽町は、火山灰が蓄積してできる黒ボク土の土壌が多い地域です。黒くて踏むとボクボクとした音がすることから黒ボク土と呼ばれています。有機物の含有量が多く、保水性や透水性が高いことから作物の栽培にはぴったりの土と言われています。吉岡さんが丹精込めて育てている人参は、みずみずしくて甘みがあり生でもおいしく食べられるそう!そんな人参についてお伺いしました。

みずみずしくて甘い人参

人参の収穫期は年に2回訪れます。1度目は春の3月から6月中旬にかけて。2度目は秋の11月から翌年の3月まで。夏の時期以外はほとんどが収穫期ということになります。収穫期の朝は早く、吉岡さんは7時から準備を始め、8時には人参を掘り起こす作業に入ります。掘り起こした人参は15時ごろには洗浄、選別、箱詰めを経て冷蔵されやっとここでひと段落。そのころには夕方になっています。

自分が育てた人参が「顔が見える野菜。」として売られることについて、吉岡さんはこう話します。

「顔が見える野菜。として自分の名前がついた商品が売られることに緊張もしましたが、一生懸命育てた人参が認められて、求められることはとても嬉しいです」

野菜売場でも吉岡さんの人参が販売されているので、ぜひ探してみてください。

人参の天ぷら

「未来の農業へ」JGAP認証を取得

さらに、吉岡さんの畑は農業の持続性に向けた取組みのひとつである「JGAP認証」を2018年3月に取得しました。JGAPとは、Japan Good Agricultural Practiceの頭文字で、直訳すると「日本のよい農業のやり方」となります。安全のための工程管理や環境保全、さらには作業者の福祉などを定めており、定期的な監査を実施することでようやく取得できる日本の認証制度です。

吉岡さんの人参は、おいしさだけではなく、安心安全への取組みにもこだわっているのですね。

最後に

吉岡さんのお気に入りの食べ方は奥さんの作るかき揚げだそうです。図らずも「顔が見えるキッチン。」の人参の天ぷらも加熱されて甘みがぎゅっと詰まった一品。人参の素材のおいしさをぜひ味わってください。

商品名:天ぷら(人参)
主品目名:人参(顔が見える野菜。)
産地:熊本県
生産者名:吉岡秀敏さんグループ