北海道産金時豆  第2話

ふっくらつやつやの金時豆

話を聞いた人

株式会社ヤマザキ 吉田大幡工場 工場長 小松さん

金時豆の製造を行っている工場の工場長。調理面だけではなく、おいしい金時豆を安定して製造するために大事なことを伺いました。

作り方だけじゃない!オリジナルの設備でおいしさを追求

―金時豆の煮物を作る際に、どのようなこだわりがありますか?

「機材などの設備面でいうと、豆を煮る際に使うカゴの構造が独自のものになっています。全体にムラなく流れが起こるように作られていて、仕上がりにもムラが出にくいような構造になっています」

―豆を選別したり、時間をかけて水で戻したりと、金時豆の状態にムラができないように調理も工夫されていましたが、カゴにも工夫があったのですね。

ヤマザキオリジナルのカゴ。

開発と現場の良質なコミュニケーション

「また、細かい部分だと、その日の気圧によって水が沸騰する温度も変わってきてしまうんです。それによって最終的な金時豆の仕上がりにも差が出てしまうので、豆を煮る部屋には気圧計も置いてあり日々確認をしながら作っています」

―金時豆の製造は気圧にも影響されるとは、とても繊細ですね。こういった対応は経験から得られたものなのでしょうか。

「そうですね。金時豆は出来た年によっても、それぞれの豆によってもかなり違いが出てきます。毎日同じように作るのでは、常においしく豆を煮ることはできないので、今までの経験と日々、現場とのコミュニケーションをとることが重要ですね」

ふっくら、つやつやで豆の風味を感じる金時豆。

「開発部の高橋くんは、ほぼ毎日のように現場にも来てくれて、金時豆の出来だけでなく現場からの声も聞いてくれています。繰り返しそういった意見を聞き、会話をして改善を重ねることで、よりおいしい金時豆作りを目指しています」

―金時豆を常においしく作るために、開発者と現場の方が日々努力されていることがわかりました。本日のインタビューは以上となります。ありがとうございました。

最後に

おいしさのために開発、調理、設備面に惜しむことなく注力してきた株式会社ヤマザキ。金時豆ひとつとっても、その志を感じられ、インタビューを行った皆さんからもものづくりへの真摯さが伝わってきました。

そんな皆さんが作り上げる「北海道産 金時豆」。ご家庭での日々の食事に1品、添えてみてはいかがでしょうか。

商品名:ふっくらやわらか金時豆
加工場名称:株式会社ヤマザキ 吉田大幡工場
加工場住所:静岡県榛原郡吉田町大幡1643-1
主品目名:金時豆