北海道産金時豆  第2話

作業台の上に置かれた金時豆を、手作業でしっかりと選別をします。

手作業で行う選別!

―金時豆の煮物はどうやって作るのですか?

「まずは豆の選別から行っていきます。一つ一つ手作業で、直接目で見ながら豆の状態を確認します」

―一つ一つ人の目で見ているんですね!なぜこのような工程が必要なのですか?

「金時豆を煮る際に、均等に仕上げるためにはこのような作業が必要なんです。小さすぎる豆や、割れてしまっている豆が混ざると、出来上がったときにムラが出来てしまいます。なのでそれを避けるためにこの工程は欠かせないものになっています」

―おいしい金時豆を作る為に、このひと手間が必要なんですね。

金時豆を調理する釜がたくさん並んでいます。
籠に入った金時豆は、クレーンで持ち上げられてこの釜の中に入っていきます。

―選別を行われた後はどのような工程があるのですか?

「そのままの状態では豆は固く、煮ることができないので一晩しっかりと水につけてふっくらとした状態になるようにします。季節や豆の状態にもよりますが、ゆっくりと時間をかけて戻すことが重要になります。ここでムラなく全体を戻せないと、やはり仕上がりが均一では無くなってしまうんです」

―煮始めるまでに既に1日以上の時間がかかるとは、非常に手間をかけて作られているのですね

「その時々によって豆の状態も違うので、どうしても手間はかかりますね。ただ、おいしい金時豆を煮るために最善を尽くすようにしています」

―細かな下準備からおいしい金時豆を煮るための作業は始まっているのですね。

 次話ではいよいよ金時豆を煮ていく工程の事をお聞きしたいと思います!

商品名:北海道産金時豆
加工場名称:株式会社ヤマザキ 吉田大幡工場
加工場住所:静岡県榛原郡吉田町大幡1643-1
主品目名:金時豆