投稿公開日:2021年10月8日 投稿カテゴリー:読み物 二十四節気とは? 二十四節気とは、1年を24の季節に分けてさまざまなことに役立てる古来からの暦の考え方です。昔の人はこの二十四節気を目安に、漁や農耕の時期を認識していました。さらに1節を3つに分けたものが七十二候と言います。七十二候はさらに細かく動物や植物などの季節の移ろいを短文で表現しています。 2023年の寒露はいつ?読み方は? 2023年の寒露は10月8日から10月22日まで。寒露と書いて「かんろ」と読みます。まだまだ残暑の残る9月から10月に入り、ぐっと気温も下がったころ。草木につく露も、このころには冷たいものとなります。また、さわやかな秋晴れが続く時期でもあるので、秋の行楽にもぴったりの季節です。 寒露のころの七十二候は? 鴻雁来(こうがんきたる)菊花開(きくのはなひらく)蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり) 旬の食材は? かぼちゃ かぼちゃには大きく3つの種類に分かれます。ひとつが「西洋かぼちゃ」です。甘みが強くほくほくしており、日本では「栗かぼちゃ」という品種が親しまれています。次に「日本かぼちゃ」はゴツゴツとした硬い皮と上品な味わいが特徴です。煮崩れしにくいので煮物に最適です。最後に「ペポかぼちゃ」があり細長いものや手のひらサイズのものなど形が豊富です。ハロウィンのかぼちゃはこのかぼちゃです。 おすすめのレシピ かぼちゃと小豆のいとこ煮 全国各地に伝わる「冬至」の行事食です。昔から冬至には、栄養をつけるための「かぼちゃ」や、邪気を祓う「小豆」を食べる慣わしがあります。ホクホクのかぼちゃと小豆の組み合わせは、素朴なおいしさです。 レシピはこちら 栗 一般的に栗の皮だと思われている鬼皮が、他の果物の果肉にあたる部分。表面の皮(鬼皮)だけむいた渋皮つきのものが種。日本で有数の産地は茨城県。笠間の栗と言えば有名ですね。生の栗が味わえるのはこの季節だけ。旬の味を味わってみては。 おすすめの食べ方 栗ごはん ほくほくの栗は新米とふっくら炊いて。秋にしか味わえない格別のおいしさです。 柿 柿は秋晴れの青空に映え、日本の秋を彩る風物詩。「柿が赤くなれば、医者が青くなる」ということわざがありますが、それは、柿にはたくさん栄養が含まれているため医者がいらなくなるという理由からきています。 おすすめの食べ方 食べる前に冷やして 柿は最初は固くシャキッとした食感ですが追熟するとやわらかくとろける味わいに。好みに合わせて熟すのを待ちましょう。 二十四節気に合わせて旬の食材で季節を楽しむ暮らしを 日本の季節に育まれた暮らしの知恵が“二十四節気”。そんな日々の暮らしに、旬の食材を使った料理で季節を味わってみてはいかがでしょうか。詳しい生産者情報を知りたい方はこちら。 顔が見える食品。 生産者の情報を公開しています。 詳しくはこちら タグ: かぼちゃ, 二十四節気, 季節, 寒露, 柿, 栗 その他の記事を読む 前の投稿二十四節気「秋分」次の投稿二十四節気「霜降」 おすすめ 二十四節気「穀雨」 2020年4月19日 二十四節気「啓蟄」 2022年3月3日 行場さんのかき 第3話 自然の怖さを知り、感謝を忘れない 2020年1月9日