ポテトサラダ 第2話

ほくほくのじゃがいもと食感の良いきゅうりなどの具材がごろごろと入っている。

ポテトサラダの開発

―ポテトサラダの開発はどのようにして行われるのでしょうか。

「大体、商品をひとつ開発するのに1カ月から3カ月ほどかかります。まず、イトーヨーカ堂のバイヤーと相談をし、どのような商品にするかを決めていきます」

―バイヤーと協力して商品を開発していくのですね。

「そうですね。お互いに力を入れている商品なので、味にはかなりこだわって作っています。その味へのこだわりを、工場の生産に携わるみんなに理解してもらうのは苦労する点ですね」

―例えばどのようなこだわりがあるのでしょうか?

「ポテトサラダはじゃがいもを蒸してから冷やしこんで調味するまでの温度管理が難しいんです。温度管理を間違えてしまうと、老化といってボソボソとした食感になったり、商品の劣化につながったりしてしまいます。私たちは、ホクホクしてなめらかな仕上がりを目指しています。おいしくて劣化の無いベストな温度を見つけるために何度も工場でテストを重ねました」

―工場テストをたくさんした上で、今のポテトサラダの食感になっているのですね。

「はい。ポテトサラダの提案では、多い時には10パターンの試作をしたこともありますよ」

―それはすごい数ですね!

「そのときは塩や具材の量などの違いで、比較しやすいように作りました」

―たくさんの試行錯誤を重ねて、今のポテトサラダができているのですね。

お気に入りのポテトサラダになりたい

―最後に、このポテトサラダをお客様が食べて、どんなことを感じてほしいですか?

「ポテトサラダは、どこでも売っている商品だと思います。でも、このポテトサラダを食べて、イトーヨーカ堂のポテトサラダはおいしい!と思ってもらえて、お気に入りの商品になってもらえたらいいなと思います」

―お客様のお気に入りになれたら嬉しいですね。これでインタビューは終了です。本日はありがとうございました!

最後に

開発歴は10年以上と、ベテランの大塚さん。もう食べたくない、と思うほど試作を重ねることも多いのだとか。

そんな大塚さんが開発したポテトサラダは、じゃがいもの素材の味が活きた何度でも食べたくなるような味わい。ぜひ食べてみて、お気に入りの商品にしてもらえたら嬉しいです。

 

商品名:自慢のポテトサラダ
加工場名称:株式会社旬菜デリ 昭島事業所
加工場住所:東京都昭島市拝島町3927-20
主品目名:ジャガイモ