小松菜の生産者の岩田さんご夫婦

顔が見えるキッチン。の小松菜のお浸しに使われている小松菜は、埼玉県の上里町で育てられています。栽培をしている昔がえりの会の岩田ご夫妻にお話を伺いました。

株式会社 昔がえりの会

昔がえりの会とは、埼玉県上里町を中心に小松菜をはじめ、玉ねぎ、キャベツ、青ネギ、レタス、白菜などの多種の野菜を育てる農業法人です。ベテランから若手まで幅広い世代の農家さんが務めており、昔ながらの農法やワザを学ぶことも多いそうです

岩田さんの小松菜づくり、その活力

もともとご両親も農家だったという岩田さん。もう50年以上も農業をされているのだとか。

「最初は露地栽培で大和イモとか作っていたんだけど、俺が高校生のころから小松菜は気になっていて、40歳になったころに全部小松菜に切り替えて作り始めたんだ」

そうして育て始めた小松菜は、その栽培方法にもこだわりが。

「もう26年間育ててるけど、化学肥料は使ってないんだよね。栄養が多くなりすぎても、えぐみや苦みが強くなるから、一番小松菜にとって丁度いいように考えて育ててんだ。生でも食べられるように育てていて、小学校の給食とかでも使ってもらってるんだけど、うちの小松菜が出た時はおかわりが続出するとかで、そういうのは嬉しいねえ」

成長途中の小松菜。日光をたくさん浴びて大きく育つ。

給食の話のときには、特に和やかな笑顔で嬉しそうにお話ししてくれる岩田さん。

食べてもらう人からの言葉は、何よりも力になるそうです。

「びっくりするんだけど、北海道や金沢に住んでる人からも、スーパーで買ったうちの小松菜がおいしかったって手紙をもらうことがあるんだよね。そういうのは本当に嬉しくてさ、やっぱりそういう風に喜んでもらえる人たちに、安定しておいしい小松菜を届けたくて日々頑張ってんだ」

おいしい小松菜を作る為に

収穫後の小松菜

食べてもらう人に喜んでもらうことが、何よりの喜びだと言う岩田さん。

おいしい小松菜を、安定して作る為に大切なことを伺いました。

「とにかく先回りして考えることだよね。除草剤もあんまり使ってないから、少し油断をするとすぐに雑草が生えてきちゃうから、気づいたときにすぐに抜くようにしているよ。ちょっとのことって思って後回しにしておくと、どんどん大変になっていっちゃうから、小さなことからコツコツと、毎日やっていく事が大切だね」

長年連れ添って息もピッタリのお二人

「あとは、この地域はもともと土が凄く良いんだよね。大昔に川が氾濫して、この辺には栄養豊富な土が運ばれてきてるから、どんな野菜を作っても美味しく出来るんだ。特にうちの畑は上里で見ても一番の畑だと思うけどね!これは大切な財産だね」

ハウスを見渡す岩田さんは、まるで子供を見ているような優しい表情で、とても誇らしげに話してくれました。

 

一緒にインタビューを受けてくださった奥様や、ご家族についてはこんな話も。

「女房が嫁に来てからもうかれこれ45年間、一緒に野菜を作ってるんだ。その内に倅もあとを継いでくれるって農業高校に行ってから、今は一緒にやってて、家族で小松菜を作ってるんだけど、これから先も倅の代までもこうやっておいしい小松菜を作っていけるよう、頑張っていきたいね」

最後に

岩田さんの日々の努力とご家族との連携で育てられたおいしい小松菜は、イトーヨーカドーのセントラルキッチンに運ばれてお浸しになって販売されます。ぜひお手に取って、大切に育てられた小松菜を味わってみてくださいね。

顔が見えるキッチン。セントラルキッチン第1弾“小松菜のお浸し”

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商品名:小松菜のお浸し
加工場名:イトーヨーカ堂 セントラルキッチン日高
産地:埼玉県児玉郡上里町
生産者:株式会社昔がえりの会
主品目名:小松菜