かにクリームコロッケ 第3話

ホワイトソースに入れるルー

グルグルと混ぜられているのはホワイトソースに入れるルーです。蔵王酪農センターから車で数十分という近い位置にある、ニチレイフーズ 白石工場でどのようにコロッケができるのかを取材してきました。
「実はこのルー、昭和46年から続くレシピで昔から変えていないのです」
とニチレイフーズの開発担当の方が教えてくれました。
「直火で長時間、焦げないように職人が目をはなさずに作っています。撹拌も人の手で混ぜるスピードを再現しています」
―機械化の中にも職人らしさを感じる、こだわりがありますね。

ミルク感あふれるホワイトソース

寝かせたホワイトソース

こうして丁寧つくられたホワイトソースの元になるルーはケトルと呼ばれる大きな釜に移ります。この釜でルーはかにと、ニチレイフーズ 長崎工場で独自に作られたうまみたっぷりのチキンブイヨン、そして工場近くの蔵王酪農センターから届いた新鮮な牛乳と混ぜられ加熱されます。
十分に熱を加えた後、ソテーした玉葱のみじん切りを入れて、さらに加熱を続けてソースを仕上げていきます。完成したホワイトソースは冷蔵庫でしっかりと寝かせて固めます。

だんだんとコロッケの形に

成形されたホワイトソースはバッター液をつけます

冷却して固まったホワイトソースを細長いかにクリームコロッケの形に機械で成形していきます。
一回目のバッター液にくぐらせ、細かいパン粉をまぶします。サクサクの衣を付けるための大切な工程です。

衣をまとったかにクリームコロッケ

続いて細かいパン粉をまぶした後はもう一度バッター液をくぐります。
「二度目のパン粉は手で付けているような手作り感を出すために、適度な押し加減でつけていきます」
余分に付いてしまったパン粉は風を送って落として、かにクリームコロッケの完成です。工場で作られるコロッケも作り方の中に“手作りの丁寧さ“を取り入れているのが至るところに垣間見えます。

イトーヨーカドーのお店に届いたコロッケはコレステロールゼロの油で揚げられて、サクサクの揚げたてがお店に並びます。風味と香りのよい、ミルク感あるかにクリームコロッケ。まずはそのまま食べて、ミルクの風味を感じてみてください。

商品名:かにクリームコロッケ
主品目名:牛乳
産地:宮城県
出荷グループ名:みやぎの酪農農業協同組