水揚げされたかきは、生きたまま浄化槽へ入れられ22時間かけて浄化処理をされてから、剥き作業に移ります。
剥きの作業はスピードが命。手早くナイフでかきの殻を開け、殻から剥がし、大きさを見て選別します。1つのかきを10秒足らずで剥いてしまう行場さん。その手つきは早いながらも、身を傷つけないように繊細な動き。取材の間もどんどんと剥かれていくかきは、あっという間にバケツいっぱいになりました。こうして剥かれたかきは、別の施設で容器に入れられて、出荷されます。
かきは、このように様々な工程を経て生産者の元を離れていき、ようやく店頭に並ぶのです。