「異物については、専用の機械での選別作業の際にX線を使って検査をし、かき以外のものが付着していないかどうかをチェックします。さらには、かきフライの衣付けの直前に、触手点検の工程を設けています。一粒一粒、異常がないかを熟練の作業者が確認しています」
―機械での確認のあとに、人の手を使っているのですね。それはなにか理由があるのでしょうか。
「機械でほとんどの異物を除去できますが、それでもたまに残ってしまうときがあります。やはり最後に人の目と手で確認をすることで、完璧に異物を除去することができ、それが安心にも繋がります」
―機械と人の力を組み合わせて、安心と安全を保っているのですね。
「最後は腹痛ですね。これについては韓国の海は、FDAと共同管理する上で毎月1回以上の水質検査と、ノロウイルスに至っては毎週の検査を義務付けられています。そしてそれにクリアしたきれいな海で育ったかきなので、おいしい上に安全も保障されています」
―なるほど。海がきれいだと、安全性も高いのですね。次はそんなかきを使ったかきフライについてお伺いしようと思います。